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―ある日の夕方、突然空砲が鳴り響いた。
急いで空砲の意味を調べると、それは『白秋祭』開始の合図らしい。遠くで太鼓の音が聞こえる。これは…行かねば!!―
祭り好きの血が騒ぎ、食べていた夕飯をさっさと片付けて太鼓の音を頼りに祭りの中継地点、日吉神社に向かいました。
ここでは女性だけで結成している日吉太鼓さんが威勢よく演奏しており、多くの人が集まっていました。
そこに提灯で照らされたどんこ船が次々にやってきます。
柳川と言えば川下り。この祭りでは水上パレードが見どころだそう。
白秋祭は、柳川の詩人で有名な北原白秋の命日(2日)にちなんだ祭りだけれど、決して「詩を読む」など白秋っぽいことをしないようです。
どんこ船に乗って宴会する、そしてその船を見物するのが目的のようですね。
なんともこじつけのような祭りではありますが、そんな細かいことは置いておいておきましょう。
なにせ乗船している人もほろ酔いで楽しそうでしたし、夜に何隻も船が通るなんてなかなか見る機会がないのですから。
帰りに日吉神社の堀に沿っためったに開かないカフェ?居酒屋?に寄り、ソフトクリームをいただいて大満足。
また来年も空砲を合図に、白秋を偲び(!)どんこ船を観に行きたいと思います。
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