家にある道具たち
大里です。
今日は家に転がっている武道具などを紹介します。
①釵。空手などでもつかう琉球古武道の道具です。
二本を両手で使う場合も多いみたいですが、私は一本しか持ってないし、稽古したことがありません。
私は空手の型でそのままつかうように教わりました。
捕物でつかう実手と似ていますが、こちらは両側に受けがあるのと、柄の先も鋭利になっています。
刃の先端と柄の先端が両方つかえて、握っている手の指を守れる優れものです。
②実手。時代劇などの実手捕縄などでおなじみのあれです。
釵に似ていますがつかい方は大きく異なり、これは主に刀を奪い取ることに特化した道具ともいえます。
体術として精妙です。
五十代以上ならTVの伝七捕物帳で、中村梅之助さんが正木流をつかわれていたのを覚えておられるかもしれません。
③ヌンチャク。私のは赤樫の八角で一尺くらいのものです。
紐が傷んでいますが、この状態でふると自分も大変危険な状態になります、飛び道具になってしまいます。
④木剣(黒檀)。叔父から頂いたものですが、大変良いものです。赤樫の木剣を買った武道具店の爺さんは、大変良いものだから大事にしなよ と仰っていました。鍛錬用に良いです。小太刀も頂いたのですが、うっかりどこかにしまい込んでいるようです。
⑤木剣(赤樫)。武道具店で軽いものをと買い求めました。
国産のいいものでしたが在庫がなく、先述の店主の爺さんが自分の使っているものを譲ってくれました。千円でした、破格。愛用の品となっています。
本当はもっと軽いものがほしいのですが、なかなかないのです。
⑥居合刀。二尺二寸五分の振りやすい長さです。
拵えは肥後拵といって三斎細川忠興の拵えに倣ったものです。
目貫(柄糸の下に見える金具)は本来九曜紋ですが私は海老にしております。
鍔は影蝶透かしとなります。
居合の稽古刀なので刃は入っておりません。
鞘は黒呂、白鮫皮に柄糸は黒。下緒は茶となります。
拵えは一つ一つを自分で選ぶので、とても悩みます。後で交換もできますが、なかなか手を付けられないものです。
鍔の重さで刀の重さが変わってしまう事もよくわからず、鍔を選んでしまっていました。
ちなみに透かしの鍔は軽いので、手元軽く比較すると刀が重く感じます。
他には六尺棒、四尺棒などありますが絵的にはただの棒なので写真は割愛。
槍や鎖鎌はありませんが今後習うことが考えにくいので、ここに加わることはないですね。
これらの道具に囲まれて、悦に入っております。稽古不足だけが申し訳ないのです。
今回は大切な道具たちの紹介でした。
道具たちのためにも、今後は稽古の時間を増やしたいと思います。
稽古といえば。せっかく柳川にいるので大石新影流の道場を探したのですが、道場どころか、足蹠すらも見つからない驚愕の事態になりました。
顕彰碑くらいみたかったですね・・・。
立花宗成もいいけど、大石進も持ち上げてほしいと、個人的には思っています。
2024.5.7